交通新聞社 電子版

日本鉄道施設協会 外国人技能実習生・軌道保守整備技能 九州で初の評価試験

2024.03.04
「軌道保守整備技能実習評価試験」(日本鉄道施設協会提供)

 日本鉄道施設協会は2月27日、JR九州と九鉄工業が共同所有する遠賀川施設実習センター(福岡県遠賀町)で外国人技能実習生を対象とした「軌道保守整備技能実習評価試験」を実施した=写真=。九州地区での同試験開催は初めて。フィリピン国籍の2人が臨んだ。

 試験は、日本で習得した技能、技術、知識を母国の発展に生かしてもらうことを目的とした外国人技能実習制度に基づくもので、実習生は1年目の初級、3年目の専門級、5年目の上級試験に合格することで、日本国内で最長5年まで実習することができる。

 同協会では2021年3月、「鉄道施設保守整備職種」(作業名・軌道保守整備作業)に関しての技能実習評価試験機関として認定を受け、昨年1月から東鉄総合研修センター(茨城県つくばみらい市)、大鉄工業技術研修センター(兵庫県三田市)の2会場で試験を実施している。

 今回は23年度に計画された8回の初級試験の7回目で、年間受検者数は47人を予定(8回目の受検予定者数を含む)。24年度は専門級試験も予定されており、鉄道分野におけるさらなる国際貢献に取り組んでいく。

検索キーワード:JR九州

822件見つかりました。

741〜760件を表示

<

>