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JR九州 「かんぱち・いちろく」車内装飾のアーティスト、重箱デザイン発表

2024.04.08
小石原焼の陶板をふたにはめ込んだ6種類のオリジナル2段重箱(イメージ)=JR九州提供=

 JR九州は、今月から6月まで開催中の「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」(福岡・大分DC)に合わせて、26日にデビューする久大線の新D&S(観光)列車「かんぱち・いちろく」(3両編成)について、車内装飾を担当するアーティストや、食事を提供するオリジナル重箱のデザインを発表した。列車が走る福岡、大分両県にゆかりのあるテーマで、鉄道の旅に彩りを添える。

 車内装飾は、NPO法人「BEPPU PROJECT」(大分県別府市)と、アートプランニング会社「Yamaide Art Office」(同)が進行管理を担当。「物語の入り口へ」をコンセプトに、福岡、大分県内で活躍する10組のアーティストが制作した24作品が車内を華やかに彩る。

 作品は、1、3号車の客室シートの窓枠横や背面、乗降口など随所に設置し、車内を回遊しながら異なるテーマのアートを楽しめるようにする。また、畳個室内には専用のアート作品も設ける。

 一方、トライ・ウッド(大分県日田市)が製作するオリジナル重箱は、日田杉を使用した2段タイプ。側面に列車名やロゴをあしらうほか、ふたの上面には福岡県東峰村の伝統工芸・小石原焼の陶板をあしらい、彩り豊かな6種類を用意する。

 9月30日までの運行分は、「かんぱち・いちろく」専用ホームページなどで発売中。運行開始に先立ち、今月22日に大分駅(14時40分ごろ)、24日に博多駅(11時40分ごろ)で車両展示が行われる。外観のみ見学可。

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