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JR九州 香椎線「自動運転(GOA2・5)乗務員」養成 1期生5人に実務認定証を交付

2024.02.26
交付式に出席した自動運転乗務員ら

 JR九州は15日、3月から香椎線西戸崎―宇美間で本格運用する自動運転(GOA2・5)に向けて養成していた自動運転乗務員の1期生5人に対し、実務認定証交付式を本社会議室で行った。

 5人は全員博多車掌区所属で他の候補生と共に昨年12月に社員研修センターで運転法規や車両に関する机上講習を受講。1月から5人が1期生として技能講習に入り、乗務訓練や異常時訓練などを受け、今月の試験に合格した。

 交付式には、松尾英典執行役員・鉄道事業本部運輸部長、自動運転乗務員5人、同車掌区の関係者らが出席。松尾部長が5人にそれぞれ実務認定証を手渡した。

 この後、松尾部長が「初めての養成で大変なことがあったと思うが、よく頑張って合格していただいた」とねぎらいの言葉を贈った上で、「乗務員の確保が難しくなる中、自動運転という新しい列車の動かし方をつくってきた。これから皆さんと一緒にこの運転方法を積み上げていき、よいものにしていきたい」と述べた。

 これに対し、乗務員を代表して國﨑辰郎さんが関係者への感謝を述べた後、「私たち1期生は今後の鉄道輸送の維持と発展への第一歩であると考え、誇りと責任を持って乗務していく」と決意表明した。

 5人は3月から香椎線の自動運転列車に乗務するほか、他線区の車掌業務にも当たる。残る候補生も現在技能講習を受けており、3月中旬に修了する予定。

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