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JRグループ旅客6社など 「福岡・大分DC」博多駅前広場で開幕セレモニー

2024.04.09
㊨鏡割りする関係者㊧あいさつする古宮社長

 両県の特色ある魅力を発信

 1日に開幕したJRグループ旅客6社と福岡、大分両県の大型観光キャンペーン「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」(福岡・大分DC)のオープニングセレモニーが6日、博多駅前広場(博多口)で開かれた。福岡県でのDC開催は25年ぶり、大分県は9年ぶり。6月30日までのDC期間中、両県の特色ある魅力の発信、新たなD&S(観光)列車の投入、各種イベントなどで全国各地からの誘客を図る。

 福岡・大分DCのキャッチコピーは「至福の旅!大吉の旅!福岡・大分」。両県の観光素材や特別企画、イベント情報を満載した公式ガイドブック「福岡・大分Walker」を約45万部製作し、全国のJR主要駅や旅行会社で配布する。

 期間中は、両県がお薦めする「イチ推し」企画として、福岡県は各地域のグルメや自然を気軽に楽しめる県内発着のバスツアー「よかバス」を50コース計300本以上実施。大分県は芸術・文化をテーマに、アーティスト作品を県内各地に展示し、カルチャーツアーなどを行う。

 JR九州ではDCの目玉として、今月26日から久大線経由の博多―別府間で新D&S(観光)列車「かんぱち・いちろく」(3両編成)を運行開始。独自の観光キャンペーン「オフろう!」(4~9月)も展開し、フリーきっぷの発売や両県の観光施設、主要駅を対象にしたデジタルスタンプラリーなどで盛り上げる。

 DC開幕を祝う特別企画として、6日から関西・中国発の1泊2日ツアー「日本旅行往路団体貸切列車オープニング記念号で福岡・大分の旅」(日本旅行主催)を実施。6日は新大阪駅で出発式が行われ、博多、大分駅では地元関係者が出迎え、ツアー客を歓迎した。

 この日のセレモニーには、古宮洋二JR九州社長、加藤邦忠駅長、服部誠太郎福岡県知事、尾野賢治大分県副知事、林田浩一福岡県観光連盟会長、和田久継ツーリズムおおいた会長ら関係者がキャンペーンの法被姿で出席。「オフろう!」のキャンペーンタレントを務めるお笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉さんがスペシャルゲストで登場した。

 主催者あいさつで服部知事が「ぜひ『よかバス』に乗って、よか(いい)食べ物や人に触れていただきたい。25年分の思いを込めて、皆さまをおもてなしする」、尾野副知事が「大分が誇る日本一の温泉やグルメを堪能していただき、思い出深い旅になることを祈念する」とそれぞれ述べた。

 JRグループを代表して古宮社長は「一番の目的は福岡、大分にもう一度行きたいというリピーターを増やすこと。期間中に両県の魅力を満喫していただき、もう10回ぐらい来てもらえるよう頑張っていきたい」と語った。続いて関係者が鏡割りを行い、DCのオープニングを華々しく祝った。

 式典後には、服部知事、尾野副知事、古宮社長、大吉さんがトークセッションを行い、それぞれ両県の知られざる観光素材や「かんぱち・いちろく」の魅力などを紹介。6、7日は会場に食物販ブースが出展し、両日とも多くの人々でにぎわった。

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