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ＪＲ四国など　「ジオ高松常磐町　Ｊ・ＣＲＥＳＴタワー」竣工

2023.09.28 JR四国 予定・計画・施策
テープカットする平田本部長（右から５人目）、古谷副本部長（同４人目）、大西市長（同３人目）ら

　ＪＲ四国と阪急阪神不動産は２５日、高松市常磐町で共同開発を進めてきた分譲マンション「ジオ高松常磐町　Ｊ・ＣＲＥＳＴ（ジェイ・クレスト）タワー」の竣工（しゅんこう）式典を開催した。ＪＲ四国が手掛ける分譲マンションとして６棟目、Ｊ・ＣＲＥＳＴブランドでは３棟目。「高松市常磐町地区優良建築物等整備事業」の中核プロジェクトとして、にぎわいの薄れた市中心部活性化への貢献が期待される。

　場所は高松琴平電気鉄道瓦町駅から徒歩４分。高松常磐町商店街のアーケードに直結し、市役所、市立中央公園などが徒歩圏内と利便性の高い立地。隣接して同社が昨年８月に取得した賃貸マンション「Ｊ・リヴェール高松南新町」がある。

　敷地面積約１９００平方㍍、建物は鉄筋コンクリート造り（一部鉄骨造り）１８階建て、延べ床面積約１万９６０平方㍍、総戸数９８戸。間取りは２～４ＬＤＫ、面積約６３～約１３０平方㍍、全室南東向き。エントランスのオートロックをはじめ、２４時間遠隔監視システムなどで高いセキュリティーを確保した。

　エントランスの石柱、１階ラウンジと中庭の一部には同市産「庵治石」を使用。１階には、同事業の要件に基づきクリニックが出店予定。建物裏手には立体駐車場（７２台）がある。

　同事業に基づき、従来あった建物の解体費、同マンションの設計費、建築費の一部は、国、香川県、同市が補助した。

　竣工式典で、古谷慎一阪急阪神不動産取締役・住宅事業本部副本部長は「（同マンションが）常磐町商店街のにぎわい向上、高松市の発展に寄与できれば」、平田成正ＪＲ四国常務・事業開発本部長は「今後もマンション事業を中心に非鉄道部門を鉄道部門と並ぶ柱として伸ばし、地域に愛されるまちづくりを行う企業として一生懸命やっていきたい」とあいさつ。

　来賓の大西秀人市長は「竣工を契機として（同商店街など８商店街からなる）高松中央商店街の全体が明るく元気になることを心から期待したい」と述べた。この後、関係者によるテープカットが行われた。

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