東急グループ・阪急阪神ホールディングス SDGsバス東西協働で運行
東急グループと阪急阪神ホールディングスは24日から、首都圏と関西圏でラッピングバス「SDGsバス」を運行している。「SDGsトレイン」に続く東西協働の取り組みで、車内で各社の活動を紹介し、SDGs(持続可能な開発目標)アクションの啓発を図るとともに、ゆかりの自治体などのカーボンオフセット制度を対象車両に活用することで、環境負荷を低減する。
東急グループでは、東急バスが東京・世田谷エリアと多摩田園都市エリアの発着路線で2台を運行。ラッピングデザインは、SDGsを象徴する17のゴールカラーを混じり合わせた色のグラデーションにすることで「共創」を表現する。新潟県津南町の「苗場山麓竜神の森」プロジェクトのカーボンオフセット制度を対象車両に活用する。
阪急阪神HDでは、阪急観光バスが関西国際空港路線、阪神バスが同路線と大阪国際空港路線で各1台運行。ラッピングは「未来への軌跡」をコンセプトに、前を向いて行動する姿勢と持続可能な未来をイメージし、イラストレーターのウマカケバクミコ氏がデザインした。対象車両には熊本県林業公社の森林管理プロジェクトのカーボンオフセット制度を活用している。
車体には東西共通デザインのロゴやステッカーも掲出。運行はいずれも2026年3月31日までの予定。また、阪急阪神HDでは24日、阪急電鉄と阪神電気鉄道の「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」のラッピングを、SDGsバスと連動したデザインにリニューアルした。
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