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小田急 24年度鉄道事業設備投資計画

2024.05.24
藤沢駅の完成イメージ(小田急電鉄提供)

 小田急電鉄の本年度鉄道事業設備投資計画は413億円(前年度実績205億円)。安全対策の強化とサービスの向上を重点に、ホームドアの整備、車両増備などを着実に推進する。

 安全対策では、相模大野、海老名、中央林間、大和の全14ホームで年度内にホームドアの使用を開始。豪徳寺、千歳船橋、喜多見などで整備に向けたホーム補強工事に着手する。

 橋りょうの耐震工事を小田原線町田―相模大野間のJR 横浜線跨線橋と境川橋りょうで、耐震補強を江ノ島線相模大野―東林間間の小田原線跨線橋などで実施。ホーム上家の耐震補強や橋りょう腐食 防止の塗り替えなども予定する。車内防犯カメラは、特急車両2編成、通勤車両 32編成への搭載を予定している。

 サービスの向上では、5000形通勤車両2編成(20両)を増備。全車両に車いすやベビーカー利用者向けのスぺ―スを設け、防犯カメラを設置する。このうち1編成は、効率的なメンテナンス手法(CBM=状態基準保全)推進のため、鉄道設備のモニタリングシステムを搭載する。

 このほか、3000形3編成(18両)をリニューアルし、車いすなどのスペース設置、防犯カメラ搭載、省エネルギー型の制御装置の搭載などを行う。

 駅関係では、中央林間で改良工事、鶴川と藤沢では橋上 駅舎化に向けた基礎構築工事を実施する。

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