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名鉄 神宮前駅西街区開発で商業施設 9月に先行開業

2024.02.02
㊤木造商業施設「あつたnagAya」の完成イメージ㊦ロゴマーク(名古屋鉄道提供)

 名古屋鉄道は、名古屋本線・常滑線神宮前駅の西街区で開発計画を進めている。開発は、熱田神宮の玄関口として「おとなの行きたいまち」を目指し、木造平屋建ての商業施設「あつたnagAya(ながや)」3棟を建設。観光客などの来街者をターゲットに設定し、地域の老舗や地域食材を使った店など約15店舗を誘致する。2棟は9月、残る1棟は12月に開業予定。

 西街区は名古屋市熱田区の敷地面積約7000平方㍍。熱田神宮に面し、その周辺は歴史スポットや文化施設が多い。

 建設する商業施設は、「地域で継がれる魅力を嗜(たしな)み、再発見できる場所」をコンセプトに、神宮周辺の緑との連続性を意識して愛知県産の木材を用いた木造建物とする。県産木材利用の意義や優れた特性をPRする木造施設を支援する県補助事業「2023年度木の香る都市づくり事業」に採択されている。

 3棟の延べ床面積は約1100平方㍍。小さな店舗が軒を並べるエリアを設けるほか、敷地内にはワゴンショップやキッチンカーなどを誘致し、にぎわいを創出する。

 同社では今後、熱田神宮周辺アリアの活性化に向けて、西街区南側の自社保有エリアの活用と、同北側の自治体と連携した開発を引き続き検討していく。

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