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名鉄など 「のりものカード」配布 公共交通連携で利用促進へ

2023.07.28
名鉄の「のりものカード」のイメージ(名古屋鉄道提供)

 名古屋鉄道は22日から、東海地方の交通事業者や自治体と連携し、鉄道やバス、船などの写真をあしらった「のりものカード」を配布する企画を展開している。同地方の公共交通分担率向上を目的とした公共交通機関の認知拡大、利用促進のための取り組みで、コミュニティーバスなどに対する若年層の認知度を上げたいという沿線自治体の思いから発案された。同社では、地域住民に公共交通への興味、関心を持ってもらえるように、地域のさまざまなパートナーとの連携、協業を進め、公共交通の利用促進と沿線・地域の活性化に貢献するとしている。

 第1弾には同社のほか、グループのバス会社、愛知高速交通(リニモ)、近畿日本鉄道、愛知県西尾市を含む県内8市、岐阜県恵那市など20団体が参画。各団体の駅や車内、イベント会場などでカードを配布する。カードは共通のデザインで、各団体が運行する鉄道やバス、船などの特徴や情報を掲載した全23種類。じゃんけんやすごろくとしても遊べる。

 同社では、8月8日の名古屋本線東岡崎駅開業100周年に合わせて2000系デザインのカード、9月3日の同線・常滑線神 宮前駅開業110周年に合わせて1200系デザインのカードを各1000枚限 定で配布する。当日に該当駅の出札窓口で硬券または磁気券の入場券購入が条件。各団体の配布開始日などは、カードの特設ウェブサイトで紹介している。

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