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名鉄・名古屋市交通局 3月16日 ダイヤ改正 中部空港アクセス 朝、深夜で改善

2024.01.30
知立駅付近連続立体交差事業に伴い、猿投寄りに移設される三河知立駅のイメージ(名古屋鉄道提供)

 名古屋鉄道と名古屋市交通局は3月16日、ダイヤ改正を実施する。名鉄は、朝時間帯・深夜時間帯の中部空港アクセスの利便性を向上。名市交は、地下鉄鶴舞線と上飯田線で利用動向の変化に対応した改正を行う。

 

 河和線に新駅「加木屋中ノ池」

 三河線三河知立駅 猿投寄りに移設

 ●名鉄

 中部空港アクセスでは、平日朝の金山発中部国際空港行き急行1本を始発駅の変更で名鉄名古屋発着に変更。これにより、6~20時台の名鉄名古屋から中部国際空港行きを毎時6本(普通を除く)運転する。

 深夜は、23時台に中部国際空港発名鉄名古屋方面の快速急行1本を増発。三河地区へのアクセス改善では、名鉄名古屋発東岡崎行き最終を5分繰り下げることで、神宮前で中部国際空港発名鉄岐阜行き最終から乗り換えできるようになる。

 編成両数の増による輸送力増強では、平日朝の西尾発6時56分弥富行き急行の西尾―新安城間を2両から4両に、新安城―須ケ口間を6両から8両に変更する。夕時間帯は、平日の名鉄名古屋方面から名鉄一宮行き急行を4両から6両に、犬山行き普通を2両から4両に増強。土休日の夕時間帯は、豊橋―名鉄岐阜間の快速特急・特急を6両から8両に、名鉄名古屋方面から岩倉・犬山行き普通を2両から4両に増やす。

 犬山線と小牧線は、名市交との相互直通運転の一部を見直す。犬山線と地下鉄鶴舞線との直通列車では、上小田井―岩倉・柏森間で平日10~16時台と21時台以降の1日上下27本、土休日10時台以降の同48本の運転を取りやめ。平日17~20時台で上下16本が区間変更する。

 小牧線と地下鉄上飯田線直通列車では、上飯田―小牧間で平日7~9時台の上下8本と、土休日17~19時台の上下12本の運転を取りやめるほか、1時間当たりの運転本数を減らす。

 このほか、広見線は犬山―新可児間で、中部空港アクセス列車「ミュースカイ」を除く全列車について終日ワンマン運転を実施。平日朝の一部を除き、運転パターンを同区間での折り返し運転とする。これに伴い、犬山線から広見線に直通する中部国際空港―新可児間の準急は、同―新鵜沼・犬山間に変更する。

 また、河和線高横須賀―南加木屋間に新駅「加木屋中ノ池(かぎやなかのいけ)」を開業。平日は上下124本、土休日は同88本の普通が停車する。同線上ゲ駅は快速急行停車駅に変更。知多半田での種別変更を取りやめて分かりやすいダイヤとする。

 三河線三河知立駅は、知立駅付近連続立体交差事業に伴い、猿投寄りへ約900㍍移設。築港線は土曜ダイヤを休日ダイヤに統合して土休日ダイヤとする。

 

 鶴舞線、所要時分見直し

 上飯田線、運転間隔を変更

 ●名市交

 鶴舞線は、10月ごろから順次稼働する可動式ホーム柵の作動時間を踏まえ、赤池―上小田井間の運転所要時分を現行の37分から40分へ変更する。各時間帯の運転間隔は、平日朝が現行4分から4分30秒、昼が7分30秒から10分、夕が5分から6分、土休日朝が6分から7分30秒となる。これらにより、1日の運転本数は平日で42本、土休日で4本減少する。

 上飯田線は、運転間隔について平日朝を現行7分30秒からおおむね8分30秒、土休日夕を10分から15分に変更。これらにより、1日の運転本数は平日で8本、土休日で12本減少する。

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