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南海 AI活用、新たな踏切異常検知システムの導入試験

2024.03.18

 中百舌鳥2号踏切で試験

 南海電気鉄道は、AI(人工知能)を活用して人を検知する新たな踏切異常検知システムの導入試験を、高野線中百舌鳥―白鷺間の中百舌鳥2号踏切(大阪府堺市)で15日から実施している。

 新システムは沖電気工業と丸紅ネットワークソリューションズが共同開発。骨格検知技術などを駆使して監視カメラの映像をリアルタイムにAI画像処理し、踏切遮断後に人の滞留を検知すると特殊信号発光機を動作させて列車の運転士に異常を知らせる。踏切障害物検知装置が設けられていない人道踏切への設置を想定。既設の監視カメラを使用することから、容易かつ安価に導入できる。試験終了時期は未定。導入試験の結果を踏まえて2024年度以降の本格導入を目指す。

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