交通新聞社 電子版

23年3月期決算 東急

2023.05.17

 交通事業回復で増収増益【東急】

 コロナ禍の行動制限緩和などで交通事業やホテル・リゾート事業を中心に需要が回復。エネルギー価格高騰などマイナス要素もあったものの、増収増益となった。次期は東急電鉄の運賃改定効果やマンション販売の計画なども踏まえ、増収増益を見込む。

 交通事業は売上高1840億5400万円(前期比10・5%増)、セグメント利益85億3800万円(前期は39億3700万円の赤字)。東急電鉄の輸送人員は定期7・0%増、定期外14・5%増、合計10・2%増。旅客運輸収入は定期5・5%増、定期外16・1%増、合計11・7%増。

 不動産事業は、前期の大規模物件販売の反動減などで売上高2204億2000万円(1・3%減)、セグメント利益288億4400万円(36・2%減)。生活サービス事業は、前期に一部店舗を臨時休業・時短営業した反動増で売上高5172億2500万円(2・9%増)、セグメント利益110億7800万円(67・8%増)。

 ホテル・リゾート事業は、ホテル稼働率が前期より回復したことなどで売上高708億円(62・7%増)、セグメント損失41億1900万円(126億1700万円改善)。

 次期の業績予想は、売上高1兆306億円(10・7%増)、営業利益700億円(56・9%増)、経常利益702億円(48・2%増)、当期純利益400億円(53・9%増)。=11日発表=

 【東急(連結)】11日

売上高931,293( 5.9)

営業利益44,603( 41.4)

経常利益47,369( 35.3)

当期純利益25,995(196.0)

単位百万円、カッコ内増減%

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