交通新聞社 電子版

２４年３月期決算　阪急阪神ホールディングス

2024.05.17 民鉄・公営・三セク 決算・財務

３期連続増収、各利益も増益【阪急阪神ホールディングス】

不動産事業のホテル宿泊需要と都市交通事業の旅客数の回復、エンタテインメント事業で阪神タイガースが日本一になるなどスポーツ事業が好調に推移し、３期連続の増収となり、各利益も増益となった。次期は、マンション分譲戸数の増加などで増収を見込むものの、プロ野球関連特需などの反動減で各利益は横ばいとなる見込み。

　都市交通事業は、旅客数の回復と鉄道駅バリアフリー料金の収受開始で売上高２０３２億６０００万円（前期比９・５％増）、セグメント利益３４２億５７００万円（５２・７％増）。

　鉄道輸送人員は、阪急電鉄が定期４・６％増、定期外４・６％増、合計４・６％増、阪神電気鉄道が定期５・０％増、定期外１０・３％増、合計７・５％増。旅客運輸収入は、阪急が定期７・８％増、定期外１０・５％増、合計９・６％増、阪神が定期８・２％増、定期外１４・９％増、合計１２・４％増。

　不動産事業は、ホテル事業の宿泊需要回復や、短期回収型の賃貸マンション売却棟数の増加などで売上高３１８２億５４００万円（１２・８％増）、セグメント利益４９８億２６００万円（７８・９％増）。

　エンタテインメント事業は、阪神タイガースなどスポーツ事業が好調で売上高８２６億１２００万円（１４・３％増）、セグメント利益１４１億１９００万円（１１・９％増）。情報・通信事業は売上高６４５億７９００万円（７・０％増）、セグメント利益６１億３５００万円（３・７％増）。

　旅行事業は、国内旅行や海外旅行の取り扱いが増加して売上高２１６９億１５００万円（１３・３％増）と増収だったが、自治体支援業務の受注減などでセグメント利益４９億６８００万円（６７・４％減）の減益。

　国際輸送事業は、航空輸送、海上輸送ともに需要が伸び悩み、売上高１００３億円（３８・６％減）、セグメント利益２億２３００万円（９７・３％減）。

　次期の業績予想は売上高１兆７５０億円（７・８％増）、営業利益１０５８億円（０・１％増）、経常利益１０３０億円（５・９％減）、当期純利益７００億円（３・２％増）。

＝１４日発表＝

【阪急阪神ホールディングス（連結）】１４日

売　上　高９９７，６１１（　３．０）

営業利益１０５，６８９（　１８．３）

経常利益１０９，４１３（　２３．７）

当期純利益６７，８０１（　４４．４）

単位百万円、カッコ内増減％

検索キーワード：決算

309件見つかりました。

41〜60件を表示

<

>