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東急電鉄 クレジットカードなどのタッチ決済 後払い乗車サービスの実証実験を開始

2024.05.15
対象改札機の読み取り部分にクレジットカードをかざす様子(東急電鉄提供)

 きょうから世田谷線除く全駅

 東急電鉄と東急、三井住友カード、ジェーシービー、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、QUADRACの6社はきょう15日始発から、クレジットカードなどのタッチ決済を活用した後払い乗車サービスの実証実験を、世田谷線を除く東急線全駅で開始する。事前の乗車券購入が不要で、対象改札機の読み取り部分にタッチ決済対応のカードやスマートフォンをかざすだけで利用できる。同様の取り組みは首都圏の大手私鉄で初めて。

 東急電鉄では昨年8月から、デジタルチケットサービス「Q SKIP」で事前に1日乗車券などを購入して、タッチ決済機能対応のカードやQRコードで改札機を通過する乗車サービスの実証実験を展開。今回の取り組みでは、カードや端末をかざすだけで普通旅客運賃(10円単位運賃)と同額で乗車でき、よりシームレスな移動を提供する。

 東急線内限定のサービスで、相互直通運転を実施している他社線での利用はできない。世田谷線の各駅には今年中に、車両または改札窓口に対応の読み取り機器を設け、同様の実証実験を開始する予定。

 決済ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discoverと銀聯で、Mastercardは今後追加予定。タッチ決済の履歴はQUADRACのサイト「Q―move」にアクセスして、マイページの会員登録手続きを行うことで確認できる。

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