交通新聞社 電子版

東急　オンライン販売プラットフォーム「ｍａｋｅｐｒｅ（マケプレ）」立ち上げ

2023.10.20 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策

　海外ファッションブランドのＢ２Ｂ（対法人）向け

　東急は、海外ファッションブランドのＢ２Ｂ（対法人）向けオンライン販売プラットフォーム「ｍａｋｅｐｒｅ（マケプレ）」を立ち上げた。実証実験として１１日から先行会員登録を開始。２５日からＥＣサイト上での仕入れを行えるようにする。

　国内バイヤーが、海外ファッションブランドのアパレルやバッグ、シューズなどの仕入れをＥＣサイト上で行えるプラットフォーム。コロナ禍によるファッション業界の売り上げ低迷で、出張を伴う海外仕入れなどが難しくなったことを背景に、「海外ブランドと国内バイヤーのマッチング」「仕入れ代行」を担うプラットフォームを東急の社内起業家育成制度で立案した。

　提案者は、「ＳＨＩＢＵＹＡ１０９」「二子玉川ライズ」など東急グループの商業施設を運営するＳＨＩＢＵＹＡ１０９エンタテイメントや東急モールズデベロップメントでリーシングなどを手掛けてきたメンバー。実証実験第１弾は、日本未展開ブランドを含む韓国の約３０ブランドをセレクトし、ＥＣサイト上で少数からの仕入れと、輸入申告や税関審査などの手続き代行ができるようにする。

　バイヤー側の登録は無料で、購入時に商品代金と物流費、関税、消費税が必要。韓国ブランド側出店サポートは韓国大手の新世界百貨店、貿易輸出サポートは韓国政府機関のＫＯＴＲＡ（大韓投資振興公社）が実施。輸入手続きから納品まではマケプレ側が担う。

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