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JR首都圏本部 渋谷駅新南改札の使用開始

2024.07.23
テープカットで新南改札の移転開業を祝った中川本部長(中央)ら=JR首都圏本部提供=

 JR東日本首都圏本部は21日、渋谷駅新駅舎内への移転工事を進めてきた新南改札の使用を開始した。山手線・埼京線の両ホームに直接アクセスできるようになり、利便性が一層向上した。

 新駅舎は、同本部と同社東京建設プロジェクトマネジメントオフィス、電気システムインテグレーションオフィスが同駅へのアクセス性向上を目指し、線路上空への新設を進めている。ホーム、駅設備をはじめ、店舗や賃貸オフィスなどで構成し、2026年度の全面開業を予定している。

 新南改札は、山手線・埼京線をまたいで同駅東側の複合施設「渋谷ストリーム」と、西側で25日に全テナントが一斉オープン予定の同「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」を結ぶ通路に面している。

 同改札の移転開業と、同開業に伴う駅舎の一部使用開始に当たって21日に開かれた式典には、JR東日本の中川晴美常務・マーケティング本部長、山村大輔首都圏本部渋谷営業統括センター所長・渋谷駅長をはじめ、長谷部健渋谷区長、髙橋俊之東急取締役・専務執行役員・都市開発本部管掌・都市開発本部長・都市開発本部都市戦略事業室長、池内敬東急不動産取締役・専務執行役員・都市事業ユニット長・海外事業・海外企画室担当・米国事業本部長らが出席した。

 中川本部長は「新南改札の移転で直接山手線ホームへ行くことができるようになり、回遊性が非常に高まった。ハチ公改札に集中しがちだったお客さまの流れが徐々に変化し、安全性がより高まることを期待している。引き続き安全第一に工事を進めていく」とあいさつ。

 長谷部区長は「今回の移転開業が恵比寿、代官山の回遊性をさらに高める大きなきっかけになる」と期待を述べた。続いて関係者らによるテープカットが行われた。

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