東急不動産 「渋谷サクラステージ」 商業エリア一斉オープン
東急不動産が渋谷駅南西部の桜丘地区で整備を進めてきた大型複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」の商業エリアが25日、一斉オープンした。昨年11月の竣工(しゅんこう)後、既に12店舗が営業しており、今回で最先端のトレンドやカルチャーを創出・発信するテナントが出そろった。
同施設はオフィスや店舗を主とするA街区(SHIBUYAサイド)、住宅やサービスアパートメントが入るB街区(SAKURAサイド)で構成。地下2階―地上5階フロアに37テナントが新たに出店した。
併せて、JR渋谷駅新南改札が同施設に隣接する新駅舎へ移転され、今月21日に使用を開始。国道246号線を南北に横断する「西口地下歩道」も同日に開通して、渋谷駅周辺のアクセスや回遊性が向上している。
25日はオープニングセレモニーが行われ、西川弘典東急不動産ホールディングス社長、星野浩明東急不動産社長、来賓の岸田文雄首相、長谷部健東京都渋谷区長、山村大輔JR東日本渋谷駅長らが出席。
西川社長は「東急グループでは現在、渋谷駅周辺で『100年に一度』と言われる大規模再開発を進めており、渋谷サクラステージの開業がラストピースとなる。渋谷の街に多種多様な人が集い交わることで、新しい文化やビジネスが生まれるまちづくりをリードしていく施設を目指したい」とあいさつ。
岸田首相は「開業により歩行者ネットワークが整備されることで、地域全体の人の流れや往来が加速して消費の拡大につながる。渋谷サクラステージがスタートアップ支援の拠点となり、新しいイノベーションを起こす役割を担うことにも大いに期待している」と述べた。続いてテープカットを行い、施設の門出を祝った。
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