JR四国 賃貸レジデンス「J・リヴェール学芸大学」運営開始
東京23区初の賃貸レジデンス
JR四国は28日、東京都目黒区で収益用不動産を取得し、賃貸レジデンス「J・リヴェール学芸大学」として運営を開始したと発表した。「中期経営計画2025」「長期経営ビジョン2030」に掲げる「非鉄道事業における最大限の収益拡大」に向けた取り組みの一環で、同社が東京23区内に収益用物件を取得したのは初めて。土地は賃借。取得は今月1日付、取得先企業、取得額は非公表。
所在地は東京都目黒区鷹番3ノ15ノ2。東急電鉄東横線学芸大学駅から徒歩2分の好立地。敷地面積約570平方㍍、建物は鉄筋コンクリート造り地上6階・地下1階建て、延べ床面積約1750平方㍍。2007年7月竣工(しゅんこう)の築16年。
総戸数は31戸で、現在30戸が入居済み(1戸は退去に伴うクリーニング中)。主に単身と2~3人世帯向けで、内訳は1DK、2DK各1戸、1LDK13戸、2LDK2戸、ワンルーム14戸。居室面積は約25~80平方㍍。駐車場は機械式で6台分。家賃は約10万~約30万円。
「J・リヴェール」は同社が手掛ける賃貸住宅のブランド名称で、一般向け物件の発表は5件目、完成物件としては4件目。他社からの取得物件では3件目となる。
同日の会見で西牧世博社長は、東京23区進出の意義について、不動産に関する情報を得やすくなること、地価が下落せず価値が下がりにくいことを挙げ、「物件次第だが、今後も積極的に取り組みたい」と述べた。
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