北陸新幹線金沢―敦賀間が開業 JR西日本、各駅で出発式
北陸新幹線金沢―敦賀間(延長約125㌔)が16日に開業した。福井県内に初めて新幹線が乗り入れ、最速達列車は東京―福井間を従来より36分短縮の2時間51分、同―敦賀間は50分短縮の最速3時間8分で結びアクセス性が向上。北陸エリア内での移動もおおむね1時間圏内となり、地域や観光振興への寄与が期待される。同日は、敦賀駅をはじめ開業区間各駅でJR西日本主催による開業式典・出発式が行われ、祝賀ムードに包まれた。
今回開業した北陸新幹線金沢―敦賀間は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が建設主体となって2012年6月から工事を推進。同区間の新駅は、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の6駅。
1日当たりの運転本数は、東京―敦賀間で「かがやき」9往復、「はくたか」5往復、敦賀で在来線特急「サンダーバード」や「しらさぎ」と接続する「つるぎ」25往復など。
大阪―金沢間(「サンダーバード」と北陸新幹線利用)は22分短縮の2時間9分、名古屋―金沢間(東海道新幹線・「しらさぎ」・北陸新幹線利用)は16分短縮の2時間9分となる。
同日、敦賀駅で開かれた開業式典・出発式には、JR西日本の長谷川一明社長、上島豊敏駅長、来賓の斉藤鉄夫国土交通大臣、杉本達治福井県知事、米澤光治敦賀市長、藤田耕三鉄道建設・運輸施設整備支援機構理事長、伊勢勝巳JR東日本副社長・イノベーション戦略本部長らが出席。
改札内コンコースで行われた開業式典では、長谷川社長が「ビジネス、観光などさまざまな面でこれまで以上に地域間交流の活性化が期待される。新幹線を安心、快適にご利用いただけるよう取り組んでいく」とあいさつ。
斉藤大臣は「開業を迎えることができたのは、新幹線の整備促進に携われた全ての関係者の皆さまのご尽力のたまもの。北陸地域全体の振興、経済活性化に大きな効果がもたらされ、さらなる発展の礎になってほしい」、藤田理事長は「地域の皆さまの協力をいただき、運行を担うJR西日本と緊密に連携しながら建設に取り組んできた。沿線地域、わが国の発展の一助になることを期待している」と述べた。
続いて、サプライズゲストとして同社が展開中の北陸新幹線金沢―敦賀間開業のコマーシャルに出演している俳優の中条あやみさんが登場。「北陸の応援団の一人として、その魅力、良さを伝えていけたら」などと語った。
この後、13番・14番線ホームへ移動し、長谷川社長ら出席者がテープカット・くす玉開披を実施。上島駅長と中条さんが出発合図を送ると、一番列車の上り「かがやき502号」が東京に向けて走り出した。
検索キーワード:JR東日本
3,626件見つかりました。
561〜580件を表示
-
2024.09.03 JR東日本グループ 予定・計画・施策
東京モノレール 開業時の車両塗色を再現 15日からラッピング列車運行
JR東日本グループの東京モノレールは15日から、開業時の車両塗色(クリームと水色)をイメージしたラッピング列車の運行を開始する。
-
2024.09.02 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
小湊鐵道・いすみ鉄道など 「房総横断鉄道たすきプロジェクト」を展開
沿線の未来を担う 新商品やサービス発掘・創出へ 小湊鐵道、いすみ鉄道と千葉銀行、ちばぎん商店は、鉄道両社沿線の活性化を目指して「房総横断鉄道たすきプロジェクト
-
2024.09.02 JR東日本 予定・計画・施策
JR東日本 「のってたのしい列車」など チケットレス座席指定券導入
JR東日本は10月1日から、「のってたのしい列車」や普通車指定席などの在来線で、チケットレス座席指定券を導入する。
-
2024.09.02 JR東日本 予定・計画・施策
JR八王子支社 今年も「フードドライブ」開催
JR東日本八王子支社は、八王子市資源循環部ごみ減量対策課やフードバンク八王子と協力し、食品ロス削減を目指す「フードドライブ」を10月4日から6日まで八王子駅と
-
2024.08.30 JR東日本グループ 予定・計画・施策
ビューカード 「豪華絢爛!ビューカードご利用キャンペーン」
JR東日本グループのビューカードは9月1日から、「豪華絢爛(けんらん)!ビューカードご利用キャンペーン」を実施する。