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特集 GALA湯沢スキー場で「夜祭り」 ゴンドラ 初の夜間営業

2024.08.22
夕闇迫り、保安照明が灯る中、山頂に向かうゴンドラ

 JR東日本グループのガーラ湯沢が運営する新潟県湯沢町のGALA湯沢スキー場でお盆期間の11~14日、「ガーラ夜祭り」が開催され、帰省客はじめ湯沢町などでのレジャー・観光目的の家族連れでにぎわいをみせた。

 

 湯沢の夜景を

 7月13日から開催中の「GALAサマーパーク」のメニューとして企画。今夏はお盆期間を含めた8月10~25日を毎日営業(19~23日はサマーゲレンデ休止)とした上で、最繁忙期(11~14日)のさらなる集客につなげていくことを目的とした。JR東日本が展開する「『遊ぼう!学ぼう!家族の夏旅』キャンペーン」にも連動した。

 夜祭りは昨年夏にスキーセンター・カワバンガ内で開催されたが、今年は会場をゴンドラ山頂のレストハウス・チアーズ1階のレストラン・パルパルに移した。ガーラ湯沢社員の発案によるもので、「来場されたお客さまに標高800㍍からの湯沢町の夜景観賞を楽しんでいただきたい」(同社)との思いを込めた。

 通常営業終了後の17時から20時まで行われた。カワバンガ間を往復するゴンドラ鉄塔には保安照明がともされ、夕闇迫る山肌に彩りを添えた。

 夕方から夜間のゴンドラ営業は、GALA湯沢スキー場開業以来初めてとなった。

 

 社員の手作り

 チアーズでは、太鼓、鉦(かね)、笛による祭りばやしが流れる中、社員手作りによる〝屋台〟を設営、社員の威勢の良い掛け声が館内に響く中、射的、輪投げ、型抜き、スーパーボールすくいといった遊びのメニューが用意された。13、14日には「ナイトヨガ」も開催された。同社では1枚300円、11枚つづり3000円のチケットを販売した。

 

 通年型営業への布石に

 夜祭り開催について、ガーラ湯沢の鴇澤良次社長はスキー場の新たな魅力の発信、今後の通年型営業への布石としていく考えを示す。夜祭りを告知するチラシは社員が湯沢町温泉街のホテル・旅館、リゾートマンションなどに配布した。温泉街などを経由する夕夜間のシャトルバスも運行して集客につなげた。

 12日には、小千谷観光協会とのタイアップによる熱気球がゲレンデ中腹部・愛の鐘展望台付近で打ち上げられ、来場した家族連れなど約60人が〝空中遊泳〟を楽しんだ。

 

 ☆サマーパーク開催中☆

 9月1日まで開催中のGALAサマーパークでは、中央エリアのゲレンデを舞台にサマースキー、マウンテンライド(マウンテンカート、アクティブバギー、E―MTB)、サマーアクティビティ(バンジートランポリン、乗れるラジコンカー、キッズEバギー、ドッグラン、アウトドアサウナなど)といった体験メニューを用意した。謎解きミステリーも開催されている。

 ゴンドラ、リフト、バンジートランポリン体験料などをセットした割安感のある「GALAサマー1DAYパス」設定が功を奏し、申し込み窓口となったチアーズ内では体験希望者の列ができた。

 

 ☆「シンカリオン」ラリーも☆

 GALA湯沢スキー場では、テレビアニメ「シンカリオン チェンジ ザ ワールド」に関連したスタンプラリーも開催中。

 上越新幹線越後湯沢駅とスキー場ゲレンデ内の愛の鐘展望台、チアーズにスタンプを設置、3カ所達成でノベルティー(ガーラ湯沢特製オリジナルシンカリオンクリアファイル)を越後湯沢駅構内の商業施設・CoCoLo湯沢・がんぎどおり総合カウンターで進呈している。

 チアーズ内にはお盆期間、「E7かがやきドリルフォーム」の着ぐるみが展示され、来場者の人気を集めた。

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