交通新聞社 電子版

JR東日本・JR九州 BRTを共同PR 「ひと、地域、みらい」コンセプト

2024.10.07
両社共通のポスタービジュアル(イメージ)=JR九州提供=

 地域を超えて連携

 JR東日本とJR九州は今月から、両社が東北、九州地区でそれぞれ運行するBRT(バス高速輸送システム)の共同PRを実施する。「BRTが結ぶ ひと、地域、みらい」をコンセプトに、東北の美しい海岸線を走る気仙沼線BRTと大船渡線BRT、九州の緑豊かな日田彦山線BRTひこぼしラインの魅力を発信。地域を超えて両社が連携し、沿線エリアへの誘客を図る。

 東北地区は、2011年3月の東日本大震災で甚大な被害を受けた気仙沼線柳津―気仙沼間と、大船渡線気仙沼―盛間の約100㌔区間をBRTとして復旧。鉄道からBRTへの転換に当たり、バス専用道の整備による速達性・定時性の確保をはじめ、沿線の「道の駅」、役場、病院への乗り入れ、新駅の整備、運行本数の増加など利便性を向上し、地域の基幹交通としての役割を果たしている。

 九州地区は、17年7月の豪雨被災区間を含む日田彦山線添田―日田間の約40㌔区間を、BRTとして昨年8月に開業した。専用道の整備や、学校、病院、商業施設付近への新駅開設、運行本数の増加などにより、利便性の向上を図っている。

 共同PRでは、東北、九州の両地区の主要駅やBRTの車内で、両社共通のポスターを掲出。美しい海岸線を走る東北のBRT、緑豊かな山間地を抜ける九州のBRTの走行シーンを、ビジュアルで紹介する。

 また、両地区でそれぞれ開催されるイベントなどで両社が相互にBRTの魅力をアピールし、相互に誘客を図っていく。

検索キーワード:JR東日本

3,626件見つかりました。

3581〜3600件を表示

<

>