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JR東日本 東海道線村岡新駅(仮称)設置へ 工事等の施行協定書を締結

2024.05.22
新駅(南側)の完成イメージ=JR東日本提供=

 JR東日本と神奈川県、同県藤沢市、鎌倉市の4者は20日、東海道線大船―藤沢間に設置する「村岡新駅(仮称)」について、工事などの施行協定書を締結した。秋ごろから工事に着手し、2032年ごろの開業を目指す。

 新駅は大船から約2・6㌔、藤沢から約2・0㌔の藤沢市宮前付近に位置。東海道貨物線上下線と東海道線上り線をずらして、島式ホーム1面2線(15両編成対応、約310㍍)を建設する。駅舎は橋上駅舎で、鉄骨造り3階建て、延べ床面積710平方㍍。南北自由通路も整備する。

 新駅が位置するのは国鉄湘南貨物駅跡地の村岡地区(藤沢市)で、南東にあるJR東日本鎌倉総合車両センター跡地の深沢地区(鎌倉市)と合わせて両市が再開発を進める計画。新駅はその玄関口となる。

 県と2市では、湘南地区における新たな都市拠点の形成に向けて、18年12月に両地区の土地区画整理事業を一体施行で取り組むことと、新駅設置に関する基本事項に合意。4者は21年2月に新駅設置の覚書を締結していた。

 新駅設置工事などの施行はJR東日本が行い、工費は155億円。費用負担は、県が30%、2市が27・5%ずつ、JR東日本が15%。

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