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JR東日本 インドネシア2社との協力覚書再締結

2023.12.06
調印式に出席した三宅本部長(前列右端)、スパルノ取締役(同中央)、アスド社長(同左端)ら=JR東日本提供=

 JR東日本は1日、インドネシア鉄道会社(PT.KAI)と、PT.KAIのグループ会社・インドネシア通勤鉄道会社(PT.KCI)の2社と、教育や車両、車両パーツ調達など鉄道運営に関する協力覚書を11月27日に再締結したと発表した。

 PT.KAIは1999年に設立。インドネシア全土における都市間の中長距離列車の運行と貨物輸送を手掛ける。PT.KCIはPT.KAIのグループ会社として2008年に設立。ジャカルタ首都圏の旅客列車の運行を担っている。

 JR東日本は13年に、埼京線などで活躍した205系電車をPT.KCIに譲渡。これを契機として、車両メンテナンスの技術的な支援を行うことを目的に、14年にPT.KAI、PT.KCIと協力覚書を締結した。19年と21年には覚書の再締結を重ねており、3社は協力関係を深めている。

 3回目の再締結となる今回は、これまで取り組んできた内容に加えて、人材交流や鉄道の安全・安定輸送、「公共交通指向型開発=Transit Oriented Development(トランジット・オリエンテッド・デベロップメント)」に関して、3社での協業関係を強化していくことを目指す。期間は25年12月末まで。

 再締結の調印式は11月27日にJR東日本本社ビル内で開催され、三宅俊造JR東日本常務執行役員・国際事業本部長、PT.KAIのスパルノ取締役、PT.KCIのアスド・アルトリフィヤント社長らが覚書に署名した。

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