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ジェイアール東海静岡開発　「アスティ静岡」改装　グランドオープン

2023.12.04 JR東海グループ 施設・機器
リニューアルした施設ファサード（ジェイアール東海静岡開発提供）

　日常に彩り添える店舗群　地元住民や在勤者に照準

　ジェイアール東海静岡開発は１１月２９日、ＪＲ静岡駅の商業施設「アスティ静岡」のリニューアル２期９店舗を開業し、グランドオープンした。リニューアルでは、今年４月に２店舗を先行オープンし、７月に１期１０店舗が開業。グランドオープンにより、駅利用者をはじめ、地域の居住者や在勤者にも同館を目的に来店してもらえる商業施設として、上質なライフスタイルを提案する計２１店舗が出そろった。

　リニューアルのコンセプトは、駅利用者だけでなく、駅周辺地域の居住者のニーズに即したリアル店舗ならではの上質な商品やサービスの充実。従来は、鉄道利用者の利便性を主体にしたコンビニエンス商材、アルコール主体の飲食という店舗構成だったが、日常に彩りを添えるような感度の高い食　品や日用品のラインアップを充実させた。

　４月のサービス２店舗の先行開業に続き、７月１２日には１期分としてライフサポート型店舗の充実を図り、１０店舗がオープン。飲食店では点心専門店「台湾小籠包」が静岡県内初、物販ではバッグ店「エース　バッグスアンドラゲージ」、外貨両替・海外送金サービスの「トラベレックス」などがいずれも静岡市内初の出店となった。カフェ「タリーズコーヒー」は同県初の予約可能なワークスペースを新設。ドラッグストア「ウエルシア」は調剤スペースを拡張した。

　今回の２期では、食物販と飲食を中心に９店舗が開業。ＪＲ東海リテイリング・プラス（ＪＲ―ＰＬＵＳ）が運営する「プレシャスデリ＆ギフト静岡」は、ＪＲ東日本グループの高級スーパーマーケット「紀ノ国屋」の商品を常設で取り扱うとともに、地元企業・たこ満が手掛ける新ブランド「朝霧高原菓子舗」のスイーツを販売する。ＪＲ―ＰＬＵＳでは、フランチャイズ形式でスープ専門店「Ｓｏｕｐ　Ｓｔｏｃｋ　Ｔｏｋｙｏ」もオープンした。

　このほか、冷やして食べる「くりーむパン」で人気の「八天堂」、「無印良品」の５００円以下の商品を集めた新業態「無印良品５００」などが県内初出店。お茶の産地・同県掛川市からは自社製造のお茶を使用したスイーツを楽しめるカフェ「日本茶きみくら茶寮」がお目見えした。

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