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JR東北本部 「SATONO(さとの)」4月6日デビュー 「あいづSATONO」として運転

2024.02.22
㊤「SATONO」の外観㊦1号車のグリーン車内(JR東北本部提供)

 JR東日本東北本部は15日、4月6日にデビューする新観光列車「SATONO(さとの)」の運転スケジュールや車内サービスなどを発表した。6月9日までの土曜日・休日に、会津地方の歴史・文化・食を楽しむことができる「あいづSATONO」として磐越西線郡山―喜多方間を運転。車内では、「唎(き)き酒セット」や福島の食材にこだわった弁当、3色おはぎなどを提供する。

  

 同列車は、「リゾートあすなろ」(HB―E300系2両編成)を改造。全車指定席で、1号車はグリーン車(定員25人)、2号車は普通車(同34人)。グリーン車は、4人掛けボックスシート12席、2人掛けボックスシート10席、1人掛けシート3席を配置。普通車は、2人掛けリクライニングシート32席、1人掛けリクライニングシート2席で構成する。グリーン料金は2000円(大人、子ども同額)、指定席料金は大人840円、子ども420円。

 「あいづSATONO」のダイヤは、下り郡山発10時5分、喜多方着12時1分、上り喜多方発15時32分、郡山着17時16分。

 車内に工芸品やアロマで癒やし

 車内は、会津伝統の赤べこ、起き上がり小法師、会津木綿で装飾。特製アロマで癒やしの車内空間とする。各座席は明るく落ち着いたトーンで、グリーン車の座席カラーは南東北3県(宮城、山形、福島)の各県旗をイメージした。

 飲食メニューはスマホ予約・決済

 車内の飲食メニューは、スマートフォンで事前予約・決済する「うけとりっぷ」で提供する。下り列車は、沿線の地酒と福島県内産のおつまみをセットした「地酒の森『あいづSATONO』唎き酒セット」(オリジナル猪口〈ちょこ〉付き、3300円)、ご当地パンのロミオ(福島県郡山市)による「クリームボックス」(200円)、福豆屋(同市)の限定「宝の山 100th弁当」(1500円)を用意する。

 上り列車は、田季野(同県会津若松市)による「田季野『あいづSATONO』輪箱飯」(1700円)、特製わっぱに入った「日々餡『郷の3色おはぎ』」(680円)を提供。アテンダントの車内販売もあり、地酒や地ビール、地産品、限定グッズなどを取り扱う。 

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