交通新聞社 電子版

京阪ホールディングス 「淀屋橋駅東地区都市再生事業」施設名称を「淀屋橋ステーションワン」に決定

2024.08.23
㊨「淀屋橋ステーションワン」の外観イメージ㊧「1(ONE)」をモチーフとしたロゴマーク(京阪ホールディングス提供)

 京阪ホールディングス(HD)と中央日本土地建物(東京都千代田区)、みずほ銀行(同)の3社は、共同で推進している「淀屋橋駅東地区都市再生事業」で、施設名称を「淀屋橋ステーションワン」に決定した。同事業は、中央日本土地建物所有の「日土地淀屋橋ビル」と、京阪HD所有の「京阪御堂筋ビル」を共同で建て替え、淀屋橋エリア最高となる高さ約150㍍のランドマークビルを開発するもので、2025年5月に竣工(しゅんこう)、同年夏ごろに開業予定。

 建物は鉄骨造り(一部鉄骨鉄筋コンクリート造り・鉄筋コンクリート造り)地上31階・地下3階建て、敷地面積約3940平方㍍、延べ床面積7万2850平方㍍。京阪電気鉄道京阪本線・大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)御堂筋線淀屋橋駅に直結する。用途は事務所、物販店舗、飲食店舗、駐車場。22年7月に着工した。

 施設名称は、ワークとライフが「ひとつ(ONE)」につながる場所であってほしいという思いを込めたほか、「エリアNo.1(ONE)」の高さを誇ること、同施設直結の淀屋橋駅が京阪電車の基点で、駅ナンバリングが「KH01」であることにちなんだ。

 ロゴマークは、「1(ONE)」をモチーフに、ワークとライフのつながりや、淀屋橋の未来への広がりを感じさせるデザインを採用した。

 同施設10、11階には、中央日本土地建物が展開するオープンイノベーションオフィス「SENQ(センク)」の関西エリア初拠点となる「SENQ淀屋橋」がオープンする。施設の入居テナントとSENQ会員との協業や、ワーカー同士、テナント同士のオープンイノベーションの機会を創出する。

 入居テナントが利用できる「ワーカーラウンジ」(無料)や、全18室の「ソロルーム」(事前予約、従量課金制)、最大100人超を収容可能な「カンファレンス」(同)などを設ける予定。

 このほか、淀屋橋駅地下通路を、同施設との連続性を持たせた一体的なデザインに改修する。駅コンコースや周辺エリアへの歩行環境の向上を図るほか、駅構内の天井、柱、床面などの更新、照明のLED化などを実施。先進的なオフィスとレトロ建築が混在する淀屋橋のエリア特性や、周辺ビルとの調和を考慮した空間へとリニューアルする。25年度中に完了する予定。

検索キーワード:大阪市高速電気軌道

121件見つかりました。

21〜40件を表示

<

>