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阪急電鉄 2300系PRiVACE 報道関係者向け試乗会

2024.07.10
鉄道会社で初めて導入するIKOU(イコウ)製のポータブルチェア

 阪急電鉄は8日、21日に京都線でデビューする新型特急車両「2300系」(1編成8両)と、同社初の座席指定サービス車両「PRiVACE(プライベース)」の報道関係者向け試乗会を正雀車庫(大阪府摂津市)―桂間で実施した。

 2300系の開発コンセプトは「安心と快適、そして環境に配慮した新しい阪急スタイル」。外観は、伝統のマルーンカラーの車体などを継承しながら、前面の窓ガラスに曲線を取り入れて「疾走感」を醸し出したデザイン。

 プライベース車両は大阪方から4両目に組み込んでいる。運賃とは別に500円の座席指定券が必要(大人・子ども同額)。プライベースウェブサイトで乗車日の14日前から予約可能。空席がある場合はアテンダントから座席指定券を購入できる。

 さらに、体幹の弱い子どもでも安心して着席できる「IKOU(イコウ)ポータブルチェア」(Halu〈京都市〉製)を鉄道会社で初めて導入した。対象年齢はおおむね生後7カ月以降から3歳まで(身長97㌢、体重16㌔程度まで)の子どもの利用を想定している。

 試乗会では報道関係者がプライベース車両にひと足早く乗車。車内はカーペット敷きの空間に2列+1列で座席を配置し、座席幅、足元のスペースとも広くゆったりと確保されている。参加者は、上質な車内空間や快適な乗り心地などを体感した。

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