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京急 台湾観光アピール 「ビビビビ!台湾号」運行開始

2024.06.11
台湾観光をアピールする原田会長(左から2人目)、方審議官(同4人目)ら

 京浜急行電鉄と台湾観光庁は7日、台湾観光特別ラッピング列車「ビビビビ!台湾号」の運行を開始した。同日は品川駅3番線ホームで出発式が開催され、両者などの関係者が「この列車で羽田空港へ、そして台湾へ」とアピールした。運行期間は9月28日までの予定。

 羽田空港のアクセスを担う京急の列車を利用し、台湾の魅力発信や観光需要促進を図ることが狙い。4月に発生した台湾地震の復興支援にもつなげていく。

 列車は1000形1編成(8両)で、車体側面にパイナップルやランの花、茶葉をモチーフにした「台湾」の文字を入れた。車内には台湾旅行を企画する日本の旅行会社13社、日台間を結ぶ航空6社の協力で、お薦めの観光名所などのポスターが掲出されている。

 出発式には、京急の原田一之会長、山本勝広駅長、台湾観光庁の方正光審議官をはじめ、最明仁日本観光振興協会理事長、蝦名邦晴日本旅行業協会理事長らが出席。

 方審議官は「台日の往来増加には、日々多くの旅客が利用する京急から羽田空港、成田空港というアクセスが重要。相互訪問がコロナ禍前の水準に戻ることを期待している」とあいさつ。原田会長は「台湾からの訪日客は増加してきているが、日本からは増加していない。ぜひ元 気な台湾を訪れてほしい」と述べた。

 この後、テープカットとフォトセッションが行われ、山本駅長の出発合図で羽田空港方面に向かう列車を見送った。

 列車は京急線のほか、成田空港(都営地下鉄、京成電鉄、北総鉄道乗り入れ)へも運行予定。ダイヤは前日14時ごろ京急のウェブサイトで公開する。

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