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京成・京急 乗降サポートを行う駅係員を支援 日立開発のシステム導入

2024.03.13

 京成電鉄と京浜急行電鉄は今月から、日立製作所(東京都千代田区)が開発した「移動制約者ご案内業務支援サービス」をそれぞれの路線で運用している。車いすや白杖(はくじょう)などの利用者が鉄道を利用する際に、経路や乗車位置などの乗降サポートの連絡業務をスマートデバイスでやり取りするもので、業務効率化が図られる。将来は両社間をまたいで乗車する場合の対応を目指していく。

 これまでは乗車駅から電話を受け、降車駅係員が詳細を紙の連絡票に記録し、内容を見つつホームで当該利用者を迎えていた。同システムでは、乗車駅の係員がスマートフォンに乗車列車や位置、降車予定駅、車いすのタイプなどを入力することで情報を共有し伝達ミスを軽減。入力後の連絡はプッシュ通知、到着時刻が近づくとアラームで案内をサポートする。

 両社は、サービスを同時導入して仕様を極力統一化することで導入コストを低減した。

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