23年3月期決算 西日本鉄道
売上高2期連続で最高【西日本鉄道】
国際物流事業が堅調に推移し、行動制限緩和に伴う運輸業やホテルの需要増により、売上高は2期連続で過去最高を更新し、各利益も大幅な増益となった。次期は国際物流事業の高騰した販売価格の落ち着きなどで減収減益となる見通し。
運輸業は売上高720億6900万円(前期比12・9%増)、セグメント利益7600万円(前期は46億9900万円の赤字)。鉄道輸送人員は定期4・7%増、定期外17・6%増、合計9・7%増。旅客運輸収入は定期4・2%増、定期外21・6%増、合計13・9%増。乗合バスの輸送人員は定期1・6%減、定期外10・9%増、合計5・2%増。旅客運輸収入は定期3・1%増、定期外18・5%増、合計14・1%増。
不動産業は、分譲マンションの販売戸数増加や商業施設の賃貸収入回復で、売上高767億9300万円(3・6%増)、セグメント利益は商業施設の改装費用増などで81億3300万円(0・3%減)だった。
流通業は、ストア事業で既存店が減収となった一方、生活雑貨販売業の新規出店が寄与し、売上高689億9300万円(0・4%増)、セグメント利益はエネルギー価格の上昇に伴う水道光熱費の増加で8700万円(86・1%減)。
物流業は、国際物流事業で取扱高は減少したものの、販売価格が前期と比べ高い水準を維持し、売上高2318億1300万円(24・5%増)、セグメント利益170億7800万円(48・7%増)。
レジャー・サービス業は、ホテルの稼働率アップで売上高327億1100万円(54・3%増)、セグメント利益8400万円(66億2500万円の赤字)。その他業は売上高316億6500万円(5・0%増)、セグメント利益12億2400万円(28・3%減)。
次期の業績予想は売上高4573億円(7・5%減)、営業利益173億円(33・8%減)、経常利益120億円(57・0%減)、当期純利益96億円(47・7%減)。=11日発表=
【西日本鉄道(連結)】11日
売上高494,643( 15.8)
営業利益26,150(150.2)
経常利益27,901(100.0)
当期純利益18,368( 86.0)
単位百万円、カッコ内増減%
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