JR九州 24年3月期第3四半期決算 運輸収入増で3期連続増収
JR九州は6日、2024年3月期第3四半期連結決算を発表した。鉄道旅客収入の回復やホテル業、小売業の収入増などで3期連続の増収。これに伴い各利益も大幅な増益となった。通期の業績予想、当期配当予想は変更ない。
運輸サービス業は売上高1222億7100万円(前年同期比21・1%増)、セグメント利益191億9400万円(338・2%増)。単体の鉄道運輸収入は1085億7900万円(22・3%増)で、このうち新幹線は432億9300万円(36・7%増)、在来線は652億8000万円(14・3%増)。
運輸収入の項目別増減は、新幹線が定期10・3%増、定期外38・5%増、在来線が定期3・3%増、定期外20・4%増。新在計は定期4・0%増、定期外28・5%増。
不動産・ホテル業は売上高832億3500万円(11・4%増)、セグメント利益176億5700万円(33・1%増)。このうちホテル業は売上高182億6500万円(52・9%増)で、セグメント利益は前期の6億6300万円から34億2200万円へと5倍以上増加した。
流通・外食業は売上高458億7200万円(13・9%増)、セグメント利益28億4900万円(166・3%増)。建設業は売上高568億1400万円(0・1%減)、セグメント利益12億300万円(15・6%増)。ビジネスサービス業は売上高531億800万円(2・1%増)、セグメント利益26億3700万円(11・0%減)。
コロナ禍前の19年3月期との比較では、連結売上高93・2%、営業利益86・0%、経常利益85・2%、四半期純利益は関係会社株式売却などによる特別利益を計上し103・2%。鉄道運輸収入は新幹線103・6%、在来線90・0%、合計95・0%。
通期の業績予想は、売上高4170億円(8・8%増)、営業利益457億円(33・1%増)、経常利益459億円(28・6%増)、当期純利益407億円(30・6%増)。
【JR九州(連結)】6日
売上高292,914( 12.1)
営業利益43,158( 91.7)
経常利益44,821( 90.5)
四半期純利益40,725( 89.1)
単位百万円、カッコ内増減%
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