24年3月期中間決算 成田国際空港
各損益は黒字転換【成田国際空港】
国際航空貨物は海運状況の正常化に加え、中国経済の減退で落ち込む一方、国内における行動制限、水際対策の撤廃により旅客需要は大きく回復し、3期連続の増収に。需要回復に伴う費用増、老朽化した施設改修などコストがかさんだものの、各損益は4期ぶりに黒字に転換した。通期の業績予想は変更ない。
前期は営業損失170億4000万円、経常損失178億1600万円、中間純損失185億2500万円だった。
空港運営事業は、空港使用料収入が前年同期比25・4%増、旅客施設使用料が181・0%増と伸び、売上高418億1300万円(前年同期比61・2%増)、セグメント損失135億1600万円(105億8900万円改善)。
リテール事業は売上高422億1700万円(318・3%増)、セグメント利益115億7100万円(前期は8億2500万円の赤字)。円安効果で直営店舗の売り上げが390・4%増、構内営業料収入もテナントからの収入増に伴い209・1%増で推移した。
施設貸与事業は、水際対策の終了で検疫所として貸与していた面積が減り、売上高142億5800万円(8・8%減)、セグメント利益58億9400万円(21・2%減)。鉄道事業は売上高14億9300万円(0・4%増)、セグメント利益3億9700万円(14・2%増)。=11月30日発表=
【成田国際空港(連結)】11月30日
売 上 高99,782( 87.7)
営業利益4,334( ―)
経常利益3,434( ―)
中間純利益3,676( ―)
単位百万円、カッコ内増減%
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