23年3月期決算 西武ホールディングス
3期ぶり営業、経常黒字【西武ホールディングス】
コロナ禍の行動制限解除などで交通、レジャー、ホテルなどの需要が回復して増収に。固定費削減効果もあり、営業損益、経常損益は3期ぶりに黒字に転換した。特別利益に固定資産売却益約805億円、特別損失に減損損失約370億円を計上している。次期は増収、経常増益を見込むものの、今期の固定資産売却益の反動減で最終利益は減益となる見通し。
前期は営業損失132億1600万円、経常損失174億4000万円だった。
都市交通・沿線事業は、鉄道運輸収入増加などで売上高1437億600万円(前期比9・4%増)、セグメント利益22億1000万円(前期は57億4800万円の赤字)。西武鉄道の輸送人員は定期7・4%増、定期外14・2%増、合計10・0%増。旅客運輸収入は定期3・5%増、定期外16・1%増、合計10・4%増。
ホテル・レジャー事業は、ホテル利用が予想以上に回復し売上高1911億6700万円(43・5%増)、セグメント利益49億500万円(280億5000万円の赤字)。不動産事業は売上高748億3900万円(2・3%減)、セグメント利益126億7900万円(38・4%減)。その他事業は売上高392億1200万円(19・7%増)、セグメント利益5億9000万円(32億5600万円の赤字)だった。
次期の業績予想は売上高4620億円(7・8%増)、営業利益360億円(62・5%増)、経常利益300億円(49・0%増)、当期純利益240億円(57・7%減)。=11日発表=
【西武ホールディングス(連結)】11日
売上高428,487( 8.0)
営業利益22,155( ―)
経常利益20,133( ―)
当期純利益56,753(434.2)
単位百万円、カッコ内増減%
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