23年3月期決算 京浜急行電鉄
移動需要増加などで増益【京浜急行電鉄】
コロナ禍の影響は残っているものの、移動需要の増加や水際対策緩和などが寄与して回復基調で推移。前期に不動産事業で大型物件を売却した反動などで減収だったが、各利益は大幅に増加した。次期は増収増益を見込む。
交通事業は、売上高988億円(前期比14・5%増)、セグメント損失7億700万円(92億4700万円改善)。単体の鉄道輸送人員は定期6・1%増、定期外20・0%増、合計12・3%増。旅客運輸収入は定期3・4%増、定期外23・2%増、合計15・1%増。
不動産事業は、大型物件の売却数や分譲マンションの売り上げが減少したことなどにより、売上高505億6400万円(36・3%減)、セグメント利益65億6700万円(40・0%減)。
レジャー・サービス事業は、宿泊需要増でビジネスホテルの稼働率が回復し、売上高273億8800万円(14・1%増)、セグメント利益21億1700万円(19億900万円増)。
流通事業は、売上高704億4900万円(0・9%増)、セグメント利益10億5000万円(37・7%増)。その他の事業は、売上高436億3600万円(4・9%増)、セグメント利益20億700万円(19・6%増)。
次期の業績予想は、売上高2963億円(17・1%増)、営業利益230億円(112・6%増)、経常利益200億円(63・5%増)、当期純利益170億円(7・5%増)。 =10日発表=
【京浜急行電鉄(連結)】10日
売上高253,005(△ 4.6)
営業利益10,819(208.2)
経常利益12,233(141.5)
当期純利益15,817( 26.2)
単位百万円、カッコ内増減%
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