国交省 「鉄道分野における標準化活動表彰」 23年度から組織も対象に
国土交通省は3月22日、2023年度「鉄道分野における標準化活動表彰」の表彰式を東京都内で開催した。鉄道分野の技術規格の国際標準化、日本産業規格(JIS)などの規格案審議・策定などを行う活動で顕著な功績を上げた7人と6組織を表彰した。
国際標準化活動は、鉄道システムの海外展開において国際競争力を高めるため、日本の技術を国際規格に反映させる取り組み。表彰は、標準化活動の重要性を広く認識してもらい、活動を推進していこうと2007年度に創設。今回から個人だけでなく組織についても表彰することにした。
表彰式で岸谷克己大臣官房技術審議官は「国際規格に対応して技術力の標準化を進めることは、国際競争力向上の武器となり、将来の労働人口減少の中で鉄道技術の維持・継承・発展にも寄与する。昨今、中国からの規格提案も増えており、守りと攻めの両面で国際標準化をリードできる人材の確保、育成が重要だ。受賞を契機に引き続き活躍し、経験や考え方を後進に引き継いでほしい」とあいさつした。
受賞者は次の通り(敬称略)。
【標準化活動貢献者表彰】
飯田隆幸(JR東日本)▽池田浩司(同)▽川之上俊博(JR西日本)▽出口直樹(日立製作所)▽西岡進夫(JR東日本)▽芳賀昭弘(鉄道総研)▽横山信行(JR東日本・出向・鉄道総研)
【標準化活動組織表彰】
欧州構造接着エンジニアリング協会▽国際高速鉄道協会▽鉄道総研鉄道国際規格センター人材育成ワーキンググループ▽JR東日本国際事業本部標準化戦略・推進部門鉄道ビジネス英語ナレッジ共有プロジェクト▽RAMS規格改訂作業部会▽RQMS規格解説書WG
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