JR西日本グループ SPACERと資本業務提携
JR西日本とJR西日本イノベーションズなどは1日、スマートロッカーの開発・運用に取り組んでいるSPACER(スペースアール、東京都中央区)とJR西日本グループが資本業務提携を締結したと発表した。スマートロッカーの活用により、駅ナカの利便性向上の推進を図るのが目的。
JR西日本イノベーションズが、SPACERの第三者割当増資を引き受け、同社に出資。出資額非公表。併せて、JR西日本とジェイアール西日本デイリーサービスネット、関西ステーションサービスがSPACERと業務提携契約を締結した。
SPACERは、荷物の一時預けに加えて、荷物の受け取りや商品の発送など多用途で活用できるスマートフォン完結のスマートロッカーを開発・運用。配送ドライバーの不足問題など、さまざまな社会課題の解決に資するサービスの開発に取り組んでいる。
今回の提携により、JR西日本グループでは駅ナカへスマートロッカーを展開し、オンラインウェブサイトで注文した商品を駅で受け取れるようにするなど、利便性向上につなげる。
また、スマートロッカーに預けた荷物をホテルまで配送する「手ぶら観光」の展開も視野に入れる。将来的には、他の鉄道事業者とも連携したサービス展開も検討していく。
JR西日本ではこれまでにも、大阪、北新地、大阪天満宮、高槻の4駅にスマートロッカーを設置し、利用者から好評を得ている。
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