JR西日本 「まちのヲトモパスポート」提供開始 京都府中部エリアで
JR西日本は、新たな自治体向け電子チケットプラットフォーム「まちのヲトモパスポート」の提供を開始した。サービス第1弾として、西日本ジェイアールバス、京都府、同府の中部エリア4市町と連携し、地域交通活性化を目標とした「たんばモビリティ共通フリーパス」を期間限定で発売している。
ヲトモパスポートは、同社が提供している会員基盤サービス「Mobility Auth Bridge」(MAB)を導入したもの。市町村単位でウェブのページを専有し、電子チケットやクーポンの設定・販売を安価、迅速に実施できるほか、「KANSAI MaaS」などMABを導入したサービスの利用に際して新たな会員登録は不要。マイナンバーカードや、JR西日本が提供するサービスとの連携も予定する。
活用方法としては、▽自治体が運営する施設入場券のデジタルチケット化▽自治体独自の商品券のデジタルチケット化▽子育てデジタルパスポートの発行▽交通チケットのデジタル化▽地元の人の文化・芸術への関心を高めることを視野に入れたデジタルクーポンの付与――などを想定する。
第1弾として発売開始した「たんばモビリティ共通フリーパス」は、西日本ジェイアールバス、京都府、福知山市、綾部市、南丹市、京丹波町と連携した商品で、山陰線園部―福知山間の快速を含む普通列車普通車自由席と、バス路線の園福線、4自治体の公営バスが2日間乗り降り自由。利用時は、電子チケット画面を提示する。
来年1月30日まで発売。購入は、同社のアプリ・WESTERの「まちつなぎ」コーナーからアクセスする。大人2500円、子ども1250円。利用期間は1月31日まで。
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