JR総連 「第40回定期大会」
JR総連(山口浩治委員長)は3日、東京都内で第40回定期大会を開催した。執行部、代議員、傍聴者をはじめ、来賓の日本労働組合総連合会(連合)の北野眞一副事務局長、全日本交通運輸産業労働組合協議会(交運労協)の住野敏彦議長らが出席した。
あいさつに立った山口委員長は、「2024JR総連春闘」について「闘いを通じて組織的な前進を勝ち取った成果を確認したい。(これまでの取り組みにより)らせん的に組織全体の連帯が強化されてきた」と評価。一方、「加盟8単組の賃上げは定昇見込みの加重平均で4・11%と、連合の全産業平均の5・17%に届かなかった。鉄道5単組ではJR東日本、JR東海、JR西日本の3社は交通運輸産業平均の3・29%を上回ったものの、JR北海道とJR貨物は下回り会社間格差が生まれた」と課題を挙げた。その上で「2024春闘は決して満足できるものではなかった。(2025春闘に向け)要求水準や交渉体制について、あらゆる取り組みを通じた組織強化・拡大を背景にしっかりと確立していく」と述べた。
役員人事(3日付)は次の通り。
副委員長=佐藤英樹(JR東労組)▽執行委員=荒木ユイ(JR北海道労組)、池尻和寛(JR貨物労組)
退任=(副委員長)八幡直文(書記長)熊谷茂(執行委員)伊藤俊也
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