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金沢ターミナル開発 「くるふ福井駅」開業

2024.03.21
テープカットする山越社長(右端)、長谷川社長(左から2人目)ら

 新幹線高架下 地域の上質な生活サポート

 JR西日本グループの金沢ターミナル開発(TK)は16日、同日の北陸新幹線金沢―敦賀間開業に合わせて、福井駅に新商業施設「くるふ福井駅」をオープンした。かつて営業していた商業施設「プリズム福井」の部分と、新設の新幹線高架下スペースを一体的に活用したもので、ショップ数は43店舗。このうち新規ショップ22店舗。「美食」や「伝統」など福井ならではの魅力を発信するとともに、地域の人たちの上質な生活をサポートする拠点としての役割を担っていく。

 店舗面積は、従前の「プリズム福井」約2700平方㍍から約3700平方㍍に拡張された。施設名称は、一般からの募集を行い決定。ロゴマーク「CURU―F」の「CURU」には「来る(訪れる)」、「F」には福井のFをはじめ、Fun、Friend、Family、Future、Favorite、Feelなどの意味が込められている。さらに、さまざまなFと出合える、プラスしていく商業施設になるように、ハイフンとFで「+」を表現した。

 ショップのジャンルは、土産品の購入ニーズなどに応える食品、銘菓・洋菓子や、レストラン、総菜、カフェ・コンビニ・ドラッグストア、ライフスタイルグッズ、サービスなど。

 食品関係は、おむすび・弁当「さくらむすび」、地酒・ワイン「おさけとワイン みずもと」、越前ガニ・海産物「越前田村屋」、のり・乾物「彌右衛門」、焼きサバすし・弁当「若廣」、海産物(ウニ)「天たつ」など8店舗。

 銘菓・和洋菓子は、土産「おみやげ処福井」、海鮮煎餅「越前海鮮倶楽部」、羽二重餅「羽二重餅總本舗 松岡軒」「錦梅堂」「佐佳枝上町 村中甘泉堂」、洋菓子「スローベリィ」「#MysIng ミースイング」、総菜パン・菓子パン「コッペ亭」、お菓子とグッズ「ちさリスのお家」、和菓子「栄太楼」など14店舗。

 このほか、スペシャルティーコーヒーストア「スターバックス」、ベーカリーカフェ「リトルマーメイド」、コンビニエンスストア「セブン―イレブンハートイン」、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、コーヒー豆・グロサリー「ジュピター」、メガネ・サングラス「JINS」などが入る。

 この日は施設エントランス前でオープニングセレモニーが行われ、山越健司社長、来賓の長谷川一明JR西日本社長、橋本修男JR西日本SC開発社長、杉本達治福井県知事、小川俊昭ハピラインふくい社長らが出席。

 冒頭、山越社長は「工事期間中は大変ご迷惑をかけたが、これからは皆さま方の期待を超えるような魅力ある施設に育てていく」とあいさつ。

 長谷川社長は「駅の魅力を高め、福井の街の顔として地域の皆さまにご愛顧いただき、福井のさらなる魅力を発信する施設となることを期待している。北陸新幹線を通じて地域間交流がますます活発になるよう、皆さまと連携して取り組みを進め、福井駅のにぎわいづくりに貢献していきたい」と述べた。この後、テープカットを行い、開業を祝った。

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