JR西日本 神戸―大阪間開業150周年記念セレモニー
記念列車の出発式も
JR西日本は11日、同日にJR神戸線(東海道線)神戸―大阪間が開業150周年を迎えたことを記念して、神戸駅北口駅前広場で記念式典、同駅1番線ホームで記念列車の出発式、大阪駅・大阪ステーションシティで記念式典を開催した。同社が4月から展開している「神戸~大阪鉄道開業150周年プロジェクト」の一環。
同区間は1874年5月11日に、日本では新橋―横浜間に続いて2番目、関西で初めてとなる鉄道が開業した。海運の拠点・神戸と大阪を結ぶ大規模な物流が実現し、近代化に寄与した歴史を持つとともに、公共交通機関として多くの人に利用されている。
神戸駅の式典には、三津野隆宏執行役員・近畿統括本部長、國弘正治理事・同本部副本部長・兵庫支社長、松井聡明神戸駅長をはじめとする同区間の主要駅長、来賓の久元喜造神戸市長、松本眞兵庫県尼崎市長、石井登志郎同県西宮市長、髙島崚輔同県芦屋市長、寺本譲大阪市北区長らが出席。
冒頭、三津野本部長はこれまでの利用に感謝の気持ちを表した上で、「安全安心な鉄道輸送の提供に努めていくことを改めて誓う。持続可能で魅力的な街づくりにも貢献していきたい」とあいさつ。来賓を代表して久元市長は「これからも崇高な社会的使命を果たされ、西日本、国の発展に貢献されることを心から期待している」と述べた。この後、今後設置予定の150周年記念モニュメントに使用する錦絵の除幕を行った。
続いて、同駅1番線ホームに移動し、記念列車の出発式を実施。國弘支社長が「沿線の皆さまの支えがあってこその鉄道。今後も地域とのつながりをより強固にし、一緒になって沿線の魅力を高めていきたい」とあいさつした後、松井駅長、久元市長が出発合図を行い、オリジナルヘッドマークシールを掲出した大阪行きの団体列車(225系6両編成)を送り出した。
一方、大阪駅の式典は同日午後に大阪ステーションシティ5階「時空(とき)の広場」で開かれ、三津野本部長、渡辺弘幸駅長、寺本区長が出席。
冒頭、三津野本部長が過去、現在、未来へと変貌を遂げながら歩みを続ける同駅について紹介し、寺本区長が「JR西日本とタッグを組み、駅を中心に人が明るく元気に盛り上がる街をつくっていきたい」とあいさつ。続いて、「大阪駅150周年 次の物語を刻もう。」の文字があしらわれた幕とともにテープカットを行い、節目を祝った。
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