JR西日本 「選択的週休3日制」25年4月導入 多様な人材が活躍できる環境整備へ
「育児短日数制度(8日)」を全職種へ
JR西日本は13日、柔軟な働き方の実現に向けて、勤務制度の見直しを今年12月以降順次実施すると発表した。来年4月には、「フレックスタイム制」で働く社員について、実質的に「週休3日」での勤務を実現する「選択的週休3日制」を導入。今年12月からは、「育児短日数制度(8日)」を全職種へ広げるとともに、難病・障がいのある子を養育する社員への支援も拡充する。社員のチャレンジを後押しする環境や、社員一人一人の多様な活躍を実現するための環境を整備する。
同社は、多様な人財が能力を最大限に発揮し、いきいきと活躍できる企業を目指して「ダイバーシティ&インクルージョン」の推進に取り組んでいる。
「選択的週休3日制」は、フレックスタイム制で働く社員を対象に導入。月間で労働時間を調整することにより、自ら1日の労働時間をゼロ(終日勤務しない)とすることを選択できるようにし、実質的に「週休3日」での勤務を可能にする。対象は、本社・支社の内勤部門などの約6000人。
「育児短日数制度(8日)」は、小学校3年生までの子を養育する社員について、通常の休日に加えて、1カ月当たり8日の休日を追加で取得できる制度。現在の対象は乗務員限定となっているが、今年12月からは全職種へ拡大。仕事と家庭の両立を図り、社員一人一人の多様な活躍を実現する。
このほか、12月から難病・障がいのある子を養育する社員への支援を拡充する。現在、3歳を迎える年の年度末までの子を養育する社員が1日の労働時間を6時間に短縮する「短時間勤務制度」と、小学校6年生までの子を養育する社員が1カ月当たり最大4日の休日を追加で取得できる「育児短日数制度(4日)」について、難病・障がいのある子を養育する社員は、子の年齢にかかわらず両制度の対象となる。
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