JR西日本・JR東海・近鉄 京都駅「ユーザデバイス操作型AI案内システム 」共同実証実験
JR西日本とJR東海、近畿日本鉄道の3社は6日から、京都駅で「ユーザデバイス操作型AI案内システム」の共同実証実験を行っている。同駅は乗降客数が増加傾向となっていることから、関西、西日本の玄関口として、より安全、安心、快適な駅環境の提供を目指す。12月6日まで。
同システムは、利用者自身のスマートフォンなどでQRコードを読み込み、乗り換えや駅構内に関する質問を入力すると、AI(人工知能)案内システムから情報提供を受ける仕組み。利用者自身のスマホを利用するため、システム設置場所が混雑することなく、多くのユーザーが利用できる。
「筐体(きょうたい)タイプ」と、QRコードを掲出した「ポスタータイプ」の2種類を検証。筐体タイプは招き猫をなでると、画面上にAI案内用QRコードを表示する。製造元はJR西日本テクシア。
質問は日本語、英語、中国語、韓国語など多言語で入力可能。回答は日本語と英語のみ。案内項目は、乗換案内、駅構内や駅周辺の案内など。文章で案内できない内容や、より詳細な情報は、ウェブサイトへ遷移して提供する。
筐体タイプはJR東海の新幹線八条口改札外に設置。稼働時間5時30分~23時45分。ポスタータイプは、JR西日本の中央改札口みどりの券売機付近、JR東海の新幹線中央口改札外、近鉄の改札内外などに設置する。
実証結果については、今後の利用者向け案内におけるAIの機能向上に活用し、さらなる案内業務の向上に努めていく。
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