JR西日本など 「すしの都 北九州協議会」設立
文化発信や交流人口拡大
北九州市と北九州DMO連絡会議、JR西日本、同市内のすし店、漁業関係者などが相互連携し、北九州のすし文化発信や交流人口拡大を目指す「すしの都 北九州協議会」が7日、設立された。
響灘、玄界灘、周防灘の優れた漁場に囲まれた同市は、新鮮でさまざまな魚種が水揚げされる。消費者に届く時間を考慮した魚の締め方にこだわる仲卸事業者が存在し、すし店も全国的に有名な高級店から、手ごろな町すし、回転ずしまで多岐にわたる。
協議会では、〝北九州のすし〟の認知向上や来訪者拡大に向けて、商品造成や販売促進、プロモーションを支援。インバウンドを対象にした100㌦程度の定額メニューの検討、外国語メニュー作成のサポートにも取り組む。
JR西日本は、同市の玄関口である山陽新幹線小倉駅に全ての「のぞみ」が停車する強みを生かし、関西エリアを中心とする都市圏からの送客に力を入れる。
協議会の名誉会長には武内和久市長、名誉顧問は老舗「天寿し」店主の天野功一氏が就任。魚本佳秀JR西日本山陽新幹線統括本部福岡支社長などが副会長を務める。このほか、実行委員にJR九州、西日本鉄道、JTB、日本旅行など。
同日は市内で設立会議が開催され、魚本支社長は「観光交流人口を増やしていく上で、すしをはじめとする食のコンテンツと『のぞみ』が全て停車する小倉駅のポテンシャルを掛け合わせると、当社管内においても他に負けない可能性を秘めている」と述べた。
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