国際高速鉄道協会(IHRA) 大阪で「IHRA会議2023」(第14回IHRA会議)を開催
高速鉄道の優位性浸透など議論
国際高速鉄道協会(IHRA=アイラ)は25~27日、大阪市内などで「IHRA会議2023」(第14回IHRA会議)を開催した。
IHRAは、東海道新幹線開業50周年を機に2014年に設立。安全、効率的な高速鉄道の世界的な発展に寄与することを理念に活動している。同会議は、各国のIHRA委員や要人を招待し、新幹線関連施設の視察やワークショップを通じ、新幹線システムの特徴や優位性についての情報発信をはじめ、高速鉄道における各国の課題やニーズ、展望の相互理解を図ることなどを目的とする。
会議には、宿利正史理事長、ジョセフ・シュメルザイス理事長代理(JR東海社外取締役)をはじめ、理事の青柳俊彦JR九州会長、三宅俊造JR東日本常務執行役員・国際事業本部長、折中啓也JR西日本執行役員・鉄道本部新幹線本部長、小菅俊一JR東海特別顧問、上席顧問委員会委員の深澤祐二JR東日本社長、柘植康英JR東海取締役相談役、真鍋精志JR西日本相談役、石原進JR九州特別顧問ら、海外12カ国を含め関係者約100人が参加。
26日は同市のホテルグランヴィア大阪でワークショップが開催され、宿利理事長は「高速鉄道は単に都市間を短時間で結ぶだけではなく、沿線の地域、国全体の経済、社会や人々のライフスタイルを変革させ、さらにイノベーションが生まれるといったことにつながる。だが、プロジェクトが抱える課題やデメリットに着目することによって、強い反対が出てくることも事実。どのように対応すれば、世論や幅広いステークホルダーから理解され、サポートしていただけるか議論したい」とあいさつした。
この後、「高速鉄道建設に向けて~人々の心を掴(つか)むには」をテーマとしたパネルディスカッションが行われ、高速鉄道の優位性を言語化する重要性と、そのために必要なことについてさまざまな角度から議論。セッション2ではインドの高速鉄道計画の最新状況などが紹介された。
このほか、同日はテクニカルビジットとして同市内の「うめきた再開発」現場のブリーフィングや、今年3月に開業した「大阪駅(うめきたエリア)」の見学を実施。2日目は、理事会、主要メンバーによる全体会議開催後、来年3月16日開業予定の北陸新幹線敦賀駅、京都市の京都鉄道博物館の2コースで視察が行われた。
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