JR西日本など 「イノゲート大阪」きょう開業 さらなるにぎわい創出に寄与
JR西日本と同社グループの大阪ターミナルビル、JR西日本大阪開発はきょう31日、大阪駅西地区の新駅ビル「イノゲート大阪」を開業する。オフィスフロアを主体に、ワークスタイルの多様化に対応するため、貸会議室、フレキシブルオフィス、ラウンジ、飲食ゾーンなどのサポート機能を導入。新しい価値が生まれ続けるワークプレイスを目指している。大阪ステーションシティが同駅西側に拡大され、価値創造が行われる共創の拠点となり、さらなるにぎわい創出に寄与することが期待される。
イノゲート大阪は地上23階・地下1階建て、建築面積3716平方㍍、延べ床面積約6万440平方㍍。きょうオープンするのは、フレキシブルオフィス「コンパスオフィス」(9、10階)と、オフィスロビー「TSUTAYA BOOKSTORE」(6階、ラウンジ・カフェ・物販)、飲食店舗「バルチカ03」(2~5階)。11~22階のオフィスフロアなどは今秋以降に開業する予定。
6階オフィスロビーには、透過型のディスプレーを搭載した横幅約7㍍の総合案内サイネージ「うめきたスコープ」が設置され、館内案内や季節、時間に合わせた映像を投影する。足元は床面プロジェクションにより、同スコープのロゴやディスプレーと連動した演出映像を映し出す。
飲食ゾーンのバルチカ03は、JR西日本SC開発が運営する大阪駅の商業施設「LUCUA osaka」地下2階のバルゾーン「バルチカ」の派生ブランド。施設面積約6500平方㍍。「03」は、親しみを持って呼称される「おっさん」の意味も併せ持つ。
梅田で働く30代後半から50代の男性をメインターゲットに、「味わい深い名店」を集積。大阪・天王寺の本格和食居酒屋「こんび」が、人気のだし巻き玉子に特化した梅田初出店の「和心 だし巻き家こんび」や、東京・新宿の「おにぎりまんま」が関西初出店し、発酵食品を具に使用したおにぎりを提供する「発酵まんま」、京橋駅前の老舗立ち飲み店「立呑み 串かつ まつい」、ライブやDJイベントを不定期で開催するオールデイダイニング「BLUE YARD(ブルーヤード)」など、個性豊かな店舗がそろう。営業時間7~23時(一部を除く)。
きょう31日は、JR西日本グループも参画する同駅西地区の複合ビル「JPタワー大阪」内の商業施設「KITTE大阪」と、新ホテル「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection」も開業。新たな魅力の創出が図られる。
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