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ＪＲ西日本　２５年３月期第１四半期決算　敦賀開業効果などで４期連続増収

2024.08.05 JR西日本 決算・財務

　ＪＲ西日本は１日、２０２５年３月期第１四半期連結決算を発表した。コロナ禍の影響縮小に伴う利用回復や北陸新幹線の敦賀延伸効果などで４期連続の増収となり、売上高は第１四半期として過去最高に。各利益も増益となった。運輸収入はコロナ禍前（１９年度比）で９５・２％まで回復している。通期の業績予想は４月３０日公表の数値を据え置いた。

　モビリティ業は、鉄道需要の回復で利用が増加し、売上高２４９２億４４００万円（前年同期比７・４％増）、セグメント利益３９５億７３００万円（２０・４％増）。

　単体の鉄道運輸収入は７・６％増の２１２５億円（定期２・０％増、定期外８・８％増）。内訳は、新幹線が１４・９％増の１１７７億円（定期１１・５％増、定期外１５・０％増）、在来線が０・３％減の９４７億円（定期１・２％増、定期外１・１％減）。在来線の近畿圏は５・５％増の７５８億円（定期２・８％増、定期外７・１％増）、その他エリアは１８・５％減の１８８億円（定期６・７％減、定期外２２・３％減）。

　流通業は、駅構内店舗売り上げや客室平均単価の増加で、売上高５１０億６９００万円（７・１％増）、セグメント利益３９億３１００万円（１４・７％増）。

　不動産業は、大阪駅西地区のまちづくりプロジェクトの開業経費、減価償却費が増加したものの、投資家向け販売の増加により、売上高６７３億１７００万円（３３・５％増）、セグメント利益１３２億４５００万円（２７・４％増）。

　旅行・地域ソリューション業は、ワクチン接種事務局関連事業の受注反動減などで売上高４５０億１９００万円（１０・８％減）、セグメント利益５億４０００万円（８９・６％減）だった。

　その他は売上高１９８億１０００万円（１５・０％増）、セグメント利益７億１２００万円（４３５・３％増）。

【ＪＲ西日本（連結）】１日

売上高４０２，７８０（　９．１）

営業利益５８，２２８（　１１．５）

経常利益５５，２４４（　１３．６）

四半期純利益３８，２７２（　１４．９）

単位百万円、カッコ内増減％

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