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JR西日本など 「新感覚XRバス WOW RIDE いこっさ!福井号」の車両お披露目

2024.02.14
バスの前で記念撮影する飯田社長(左から3人目)、岩本社長(同4人目)、漆原支社長(同5人目)、杉本知事(同6人目)ら

 JR西日本と京福バス、福井RIDEコーポレーション(福井市)は9日、3月16日の北陸新幹線敦賀延伸開業を見据えた取り組みで、6月1日の営業運行開始を予定するバス「新感覚XRバス WOW RIDE いこっさ!福井号」の車両お披露目式を福井駅前の福井市にぎわい交流施設「ハピテラス」で開催した。バスは、XR(クロスリアリティー)技術を活用した映像コンテンツにより、車内で福井の自然、文化、歴史などを体感できるようにし、旅の満足度向上につなげる。

 使用車両は2台で、車体の左側面には恐竜、温泉、カニなど福井のさまざまな魅力や、映像コンテンツに登場する人物の絵柄がラッピングされている。デザインは、福井県美浜町出身のイラストレーター・中村サトル氏が担当した。

 お披露目式には、漆原健JR西日本常務理事・金沢支社長、飯田稔督福井RIDEコーポレーション社長(JR西日本理事・地域まちづくり本部地域共生部長)、岩本裕夫京福バス社長、来賓の杉本達治福井県知事、髙桒宏之国土交通省中部運輸局福井運輸支局長、中村氏、映像コンテンツの出演者の一人で俳優の今井翼氏が出席。

 主催者を代表してあいさつに立った漆原支社長は、「XRバスは、新幹線で福井に来られたお客さまにその魅力をより感じていただけるよう、地域、交通・観光事業者、技術をお持ちの企業の皆さまと連携し、準備を進めている。移動すること自体を楽しんでいただく新しいエンターテインメントコンテンツによって、福井での旅行がより便利で、楽しい、価値の高いものになると思う」と述べた。

 杉本知事は「県にとっての楽しい二次交通の極め付きがこのXRバス。ワクワクを感じて、福井のファンになっていただきたい」と期待を寄せた。この後、出席者全員による「いこっさ!福井号」の掛け声に合わせて車両の除 幕が行われた。

 式の中で、今井氏は「僕は恐竜博物館へのコースを担当するが、他も非常に楽しい内容になっている。全国の皆さんに体験し、楽しんでほしい」と話した。終了後には、車内で映像コンテンツの一部が報道関係者に公開された。

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