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JR西日本 LUUPのポート 山陽線朝霧駅エリアに設置拡大 神戸市と協定締結

2024.07.04

 JR西日本とLuup(東京都千代田区)は6月25日、同社沿線エリアの発展と利便性向上に向けた取り組みの一環として、電動キックボードや電動アシスト自転車などのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」ポートを山陽線朝霧駅エリアに設置した。両社は6月末時点で20駅にモビリティーポートを開設しており、引き続きMaaS(マース)の実現に向けて取り組みを推進する。

 今回は、同駅と周辺の集合住宅や商業施設など計11カ所にポートを設置。駅とまちをつなぐ新しい移動手段を提供することで、利便性やアクセス性を向上し、まちが持つ居住地やお出掛け先としての魅力の発見に貢献する。

 併せて、JR西日本と神戸市は「『団地まるごと駅マエ化プロジェクト』の事業連携に関する協定」を締結した。若年ファミリー世帯の郊外団地への入居促進と鉄道の利用促進に取り組む。同駅最寄りの郊外団地が「駅から少し遠い」という課題解決に向けた実証実験を1日から実施中。

 実証実験は、同市が運営する賃貸住宅「シティハイツ狩口」に新規で入居する若年ファミリー世帯向けに、山陽線明石―東海道線三ノ宮間を対象区間とする記名式ICOCA通勤定期券「きっかけエリアパス」(6カ月)と、LUUPの利用クーポン(最大10分×100回分)を進呈する。

 実験の参加要件は、来年1月1日までの入居や1年以上の居住、3カ月に1回程度アンケートやインタビューなどのモニタリングに協力することなど。

 JR西日本は、都市再生機構(UR都市機構)と共同で、鉄道と賃貸住宅を組み合わせた新たなライフスタイル提供の実現に向けた実証実験として、「きっかけエリアパス」の取り組みを行っている。

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