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JR東海 第38回JR東海グループ社長会 中長期的成長へ着実に

2024.04.16
本年度の取り組みについて呼び掛ける丹羽社長(JR東海提供)

 JR東海は8日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで「第38回JR東海グループ社長会」を開催した。役員、幹部とグループ会社の社長計92人が出席。グループの総合力をより一層高めようと毎年開催しており、目標や課題を明確にして共有し、グループ全体の方針を確認した。

 会ではまず「事業」「運輸・車両」「施設・電気」の3部門で分科会を実施。各部門における事業運営の方針を確認するとともに、グループ各社から経営課題や取り組みに関する発表を行い、知見を共有した。

 続く合同会議で丹羽俊介社長は、2年目に入った「グループビジョン」について触れ、「沿線都市と移動の価値を高めるべく、挑戦と実践を繰り返しながら、中長期的な成長に向けて一歩一歩進んでいく年にしてほしい」と要請。「自由に考え、議論し、粘り強くやり抜いていこうと呼び掛ける中で、グループ各社も今までになかったような取り組みをしていただき、感謝している。コロナ禍があったからこそ、JR東海グループは強くなれたと胸を張れるように、本年度もぜひお願いしたい」と述べた。

 併せて、前年度に顕著な成果を上げた会社に対するグループ社長賞の表彰を実施。JR東海リテイリング・プラス(JR―PLUS)、東京ステーション開発、双葉鉄道工業が受賞した。

 JR―PLUSは、2社合併による店舗運営方法の統合、新幹線車内のモバイルオーダーサービスの開始、東京ステーション開発は新規店舗の開業、話題性のある催事の誘致、増収や魅力ある施設運営に努めた点、双葉鉄道工業は難工事の完遂、新たな収益源確保に取り組んだ点などをそれぞれ評価した。

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