交通新聞社 電子版

元旦号 JRバス社長 年頭あいさつ JR九州バス・森部毅社長

2024.01.01
森部毅社長

 新しい移動サービスを提供

 年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 新型コロナの5類への移行から、ご利用のお客さまも回復しつつあることには少し安堵しています。また、昨年夏には日田彦山線BRTの開業を無事に迎えることができ、新たな交通モードの一つとして地域の皆さまに喜んでいただいているなど、明るい話題がありました。

 一方でここ最近、乗務員不足や路線の減便・廃止など公共交通の厳しい状況が話題になることが増えました。もともとこれらの課題はコロナに関係なく、コロナ前から解決に取り組むべき重要な課題でした。新型コロナの苦しい状況を乗り越えつつある今、我々はコロナ前に戻すことは当然として、コロナ前に目指していた成長レベルや持続可能性の追求を目標にしなければならないと考えています。そのために本年は、新たな教育・研修等による安全・サービスの向上を土台としつつ、効率的な運行体制のあり方、適正な価格でのビジネス、デジタル化等による大胆な業務改善を重点的に実施するとともに、事業者・交通モードに捉われない新しい移動サービスの提供といった将来を見据えた課題についても検討を進めます。

 社員が安心して働き続けられる、地域の期待に応えられるバス事業とするために、社員一丸となって取り組んでまいります。皆さまのご支援とご指導をよろしくお願いします。

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